リフォーム費用をなるべく抑えたい…
使える補助金はないかな?
リフォームを検討するうえで多くの方が気になるのが費用…
せっかくリフォームするなら、お得にリフォームしたいですよね。
そんな方にオススメなのが、“こどもみらい住宅支援事業”です。
今回は、リフォームの費用を少しでも抑えたい!という方必見の、“こどもみらい住宅支援事業”の補助金制度について解説していきます。
- リフォームをお得にする補助金制度
- こどもみらい住宅支援事業について
- 補助金対象となるリフォーム
- 補助金利用時の注意点
- 実際の補助金活用例
“こどもみらい住宅支援事業”とは?
「子育て支援」及び「2050年カーボンニュートラルの実現」を軸として、
子育て世帯や若者夫婦世帯を中心に“省エネ住宅の取得”と“中古住宅の改修”に向けた支援を行う事業です。
- 子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減
- 省エネ性能を有する住宅ストックの形成
対象は、大きく【注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入】と【リフォーム】の2つに分けられ、【注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入】については、子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)や若者夫婦(世帯夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)が取得する一定の性能を満たす住宅などの条件があります。
今回は、【リフォーム】に絞った内容でお伝えしていきます。
“【リフォーム】こどもみらい住宅支援事業”の概要
対象となる人は?
世帯を問わず該当する工事を実施するリフォームが補助の対象となります。
リフォームは全世帯が対象です
補助額(上限は)?
リフォーム工事に関する補助額は、原則一戸に対して上限30万円となります。
ただし、以下に該当する場合は上限金額が引き上げられます。
①子育て世帯または若者夫婦世帯
②自ら居住するために購入した中古住宅をリフォームする場合
金額は該当条件によって異なり、最大60万円まで引き上げられます。
対象期間は?
対象となるには、対象期日内での工事請負契約・工事の実施が必要になってきます。
【工事請負契約】2022年1月26日~2022年10月31日までに締結
【工事の実施】事業者登録(※1)を行った後に着工し、2022年10月31日までに完成・引渡し
※1 事業者登録については後述しています。
ここで注意していただきたいことが、2点あります!
1点目は、予算の執行状況によっては期限内であっても受付が終了する場合があるということです。
そして2点目は、打ち合わせ開始の時期です。
リフォームしよう!と決めて、その翌日に工事ができるわけではありません。
工事の規模や内容にもよりますが、打ち合わせや検討の時間も考慮した上で、余裕を持ったスケジュールを立てていきましょう!
目安としては、単体工事であれば8月中、複合・フルリフォームだと5月頃までには打合せをスタートしたいですね。
期限が延長されたことによって、単体工事であれば1月中、複合・フルリフォームだと10月頃までのスタートを目安にしましょう。
特に期限ギリギリになってくると、駆け込みで混み合うことが予想されます。
「期限内の工事が間に合わなかった…」なんてことにならないように、早め早めの計画を心がけましょう。
注意ポイントは?
事業者登録されたリフォーム会社での工事が必要
今回の補助金の申請にあたり、リフォーム会社は事前に“補助事業者”としての登録を受ける必要があります。
事業者登録完了後に着工するリフォームが補助金の対象となるため、依頼するリフォーム会社を決める際は、必ず事業者登録がされているかを確認しましょう!
リフォーム会社によっては、補助金の存在を認識していない場合もある為、案内が無い場合は自分から聞いてみよう!
登録されたメーカーの対象商品を使用する
対象商品についても、事前に登録されている品番に該当することが必要です。
登録されていない品番だと、補助額の対象にならないから注意が必要です。
合計金額が5万円以上が申請対象
申請できる補助額の最低金額は5万円となります。
対象となるリフォーム工事の補助額の合計が5万円に満たない場合は申請できない為、注意が必要です。
対象となるリフォーム工事
対象となるリフォーム工事は必須工事と任意工事に分けられ、申請するには必須工事を含んだリフォームであることが条件になります。
必須工事
必須工事は
・開口部の断熱改修
・外壁・屋根・天井または床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
など、省エネリフォームが対象です。
任意工事
必須工事と同時に工事することで、補助の対象となるのが任意工事です。
例えば、“子育て対応改修”であれば、ビルトイン食洗機や浴室乾燥機・宅配ボックスなどが該当し、“バリアフリー改修”であれば、手すりの設置・段差解消・廊下幅等の拡張などが該当します。
欲しかった設備や、手すりなどの小さな工事も対象となるため、このタイミングで家の中全体を見直してみるのもいいですね!
具体例
それでは、実際の活用事例を見てみましょう。
浴室リフォーム
【必須工事】
外窓交換(小) …14,000円
高断熱浴槽 …24,000円
エコ水栓 … 5,000円
エコジョーズ …24,000円
【任意工事】
浴室乾燥機 …20,000円
手すり設置 … 5,000円
段差解消 … 6,000円
引き戸取付 …28,000円
合計126,000円 > 50,000円
とても大きな補助額になりますね!ユニットバスリフォームは最大126,000円分が補助の対象になります。
補助金を上手に活用して、思い切って欲しかったオプションを付けてみるのもいいですね!
キッチンリフォーム
【必須工事】
エコ水栓 … 5,000円
【任意工事】
お手入れ簡単フード …10,000円
オート調理コンロ …13,000円
食洗機 …19,000円
合計47,000円 < 50,000円
あれ?
そうなんです。キッチンは、単体だけでは最低金額の5万円に届かないんです。
そんなときにおすすめの追加工事は、洗面台交換やエコ内窓の取付です。
洗面台は、エコ水栓への交換だけでもいいのですが、せっかくならこのタイミングで洗面台本体の交換を検討してみてはいかがでしょう。
エコ窓も、1カ所から対象になるので、寒さや結露・音などが気になる場所へ取付けてみるのもおすすめです!
壁付けキッチンから対面キッチンへ
【必須工事】
エコ水栓 … 5,000円
壁付け→対面キッチンへリフォーム…86,000円
【任意工事】
お手入れ簡単フード …✖対象外
オート調理コンロ …✖対象外
食洗機 …19,000円
合計110,000円 < 50,000円
今回の補助金事業で注目なのが、キッチンを壁付けから対面キッチンへ位置変更をする場合です。
対面にすることによって、一気に補助額が上がります。(86,000円)
※その場合、お手入れ簡単フードとオート調理コンロは補助額の対象外となります。
「対面キッチンに憧れる!」という方は、このタイミングでぜひ検討してみてください!
Q&A
省エネリフォームに該当するものが無いけど大丈夫?
省エネリフォームは今回の補助金申請の必須条件なので、必ず1つ以上工事内容に含まれていなくてはいけません。
今すでにエコ水栓を使っているけど、それも対象になる?
今回のリフォームでどんな設備を設置したかがポイントになるため、エコ水栓からエコ水栓の交換でも、補助金の対象となります。
期間内に複数回工事をやる場合は?
同じ住宅で期間内に複数に分けて工事をする場合は、補助上限額の範囲内であれば申請可能です。
※ただし、各工事ごとに、申請に必要な要件を満たす必要があるので注意しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とってもお得な補助金制度ですね!
今リフォームを検討中の人も、これからリフォームを始める人も、上手に活用してお得にリフォームしていきたいですね。
まずは、依頼するリフォーム会社が事業者登録を済ませているかを確認したうえで、余裕をもった計画を立てて進めていきましょう!
リフォームによって今の暮らしの不便や不満を解消し、もっと快適に、もっと楽しく毎日を過ごせたら嬉しいですね!
さちのリフォなびでは、リフォームについてのお悩み相談も受け付けています。
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