今、お風呂のリフォームを検討中!
ユニットバスの“マンション用”と“戸建て用”って何が違うの?
メーカーのカタログを見てみると、ユニットバスには“マンション仕様”と“戸建て仕様”の2種類ありますよね!
今回はユニットバスの“マンション用”と“戸建て用”の違いについてわかりやすく解説していきます。
- 『マンション用・戸建て用に分かれている理由』がわかる
- 『マンション用・戸建て用の具体的な違い』がわかる
- 『マンション特有の“仕上がり”の違い』がわかる
- 知っておくべき『主要ユニットバスメーカー6社』をご紹介
ユニットバスが“マンション用”と“戸建て用”に分かれている理由
マンションと戸建てでは〈天井の高さ〉や〈適したサイズ〉が異なる
マンション | 戸建て | |
〈天井高〉 | 低め | 高くとれる |
〈サイズ〉 | コンパクト | 広くとれる |
マンションは、限られた居住スペースの中に水まわり(お風呂・洗面所・トイレ等)を効率よく配置するため、浴室のサイズもコンパクトになりがちです。
一方、戸建ては空間にゆとりをもって計画されることが多く、その結果、浴室空間を広く・天井高も高く取ることができます。
戸建てでも、〈鉄筋や鉄骨で作られた建物の場合〉や、〈戸建ての2階に設置する場合〉などは、マンション用を使用することもあります!
“マンション用”と“戸建て用”の具体的な違いは?
【サイズ】“マンション用”は長方形、“戸建て用”は正方形が多い
マンション用は、洗い場側が広く取れる長方形タイプが多く、様々な規格の間取りに対応できるようにサイズ展開が豊富です。
洗い場側が広いので、小さなお子さんがいるファミリーには嬉しいですね!
一方戸建ては、間取りによる制約を受けにくく、浴槽を広く取れる正方形タイプが多いのが特徴です。
足を延ばしてゆっくり湯船に浸かれるのは戸建てタイプが多いです。
【機能】や【価格】に違いはほとんどない
マンション用・戸建て用に【機能・性能】の違いはありません。
もちろん、マンションの方が戸建てと比べ制約を受けやすいため、希望の機能が構造上設置できない場合はあります。
ただ、基本的にはどちらも同じ機能やオプションを選ぶことができます。
【価格】についても、ほぼ同じです。
メーカーによっては、マンション用・戸建て用に若干の価格差がある商品もありますが、大きく違いはありません。
つまり、マンション用・戸建て用の最大の違いは『サイズ』ということです。
マンション特有の“仕上がり”の違い
脱衣場との段差解消(バリアフリー化)が出来ない場合がある
お風呂のリフォームの目的の1つとして、“バリアフリー”を希望される方も多いですよね!
戸建ての場合はほとんどが、新しくユニットバスを設置する際、出入り口部分をフルフラット~2㎝程度の段差に抑え、バリアフリーにすることができます。
一方、マンションでは、躯体や配管などの構造上の制約によって、バリアフリーが難しいことがあります。
現地調査の際には、バリアフリーが可能かどうかをリフォーム会社の人に確認しましょう。
ただ、現地調査では分からないこともあり、解体後の状況によっては、段差が残ってしまう場合があります。
現地調査の際にはバリアフリーにできそう、となっていても、実際解体してみたら難しい…ということもありますね。
“梁欠き加工”が必要になる場合がある
マンションは構造上、その建物を支えるうえで重要な『梁(はり)』があります。
梁が浴室を通っている場合、梁を避けてユニットバスを設置するための“梁欠き加工”が必要になります。
“梁欠き加工”とは、梁のサイズに合わせてユニットバスの壁・天井を欠きこむことです。
希望の機能が設置できない場合がある
マンションでは、躯体や間取りによる制約上物理的に取付が難しい設備や、マンションの規約で設置が禁止されているケースがあります。
物理的に取付が難しい設備
浴室暖房乾燥機を新設する際に、設置できるだけの天井裏のスペースが確保できない
マンション規約で設置NGのケース
騒音や振動による近隣トラブルを避けるため、ジェットバスの設置を禁止
マンションには、マンションごとに決められた管理規約があり、それに従う必要があります。リフォームする際は、必ず事前に確認しましょう。
電気配線が露出になる可能性がある
例えば、今回のリフォームで“浴室暖房換気乾燥機”の機能を新規で設置する場合、分電盤から新たに専用の配線をする必要があります。
分電盤と浴室の位置によっては、配線を完全に隠蔽(壁や天井裏を通して見えないようにする)できないことがあり、その場合は一部を露出配線とすることがあります。
もし露出になる場合は、配線が見える範囲と、配線の処理(モールで配線を隠したり)をどうするか事前に確認を!
主要ユニットバスメーカー6社
メーカーでは、マンション・戸建てそれぞれに対応するユニットバスが用意されています。
商品によって、〈マンション・戸建ての両方に対応しているシリーズ〉と〈マンションのみ・戸建てのみに対応しているシリーズ〉があるので、詳しくはメーカーごとのラインナップをチェックしてみましょう。
こちらの記事で主要なユニットバスメーカーの商品を一覧でご紹介しています!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ユニットバスの“マンション用”と“戸建て用”の違いについてご紹介しました。
「“マンション用”と“戸建て用”、何が違うんだろう?」という疑問が解消できましたか?
2つの違いは【サイズ】で、【機能】や【価格】に大きな違いはありません。
これからユニットバスをリフォームする方は参考にしてみてくださいね。
リフォームによって今の暮らしの不便や不満を解消し、もっと快適に、もっと楽しく毎日を過ごせたら嬉しいですね!
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