キッチンの天板選び
いつまでも長くきれいに使いたい!
どれを選べば良いの??
キッチン天板は“ステンレス”や“人工大理石”をはじめ、“セラミック”や“天然石”など、色々な素材がありますね。
性能やお手入れのしやすさはもちろん、デザインや予算とのバランスなど…
何を基準に選べばいいか悩んでしまいますね。
今回はそんなお悩みに、キッチン天板の素材別の特徴についてご紹介していきます。
- キッチン天板(ワークトップ)に必要な性能
- 天板の素材別の性能比較
- 素材ごとの特徴
- 素材ごとのメリット・デメリット
- メーカー天板実例
毎日使うキッチンだからこそ、長くキレイな状態をキープしたいですよね。
そのためにも、天板選びはとっても大切です!
キッチン天板選びのポイント
キッチン天板選びはとても重要!
普段調理をしていると、天板に調味料がこぼれたり、食器や包丁が当たって傷になったり、熱いお皿を載せたり…
天板はキッチンのパーツの中でも最も耐久性が求められる部分です。
そして、汚れが染み込み変色したり、傷や凹みが目立ったり…など、天板の耐久性はキッチン全体の見た目の美しさにも直結してきます。
見た目が汚くなると、キッチンに立つ時の気分も下がってしまいますよね、、
キッチンを長く快適に使うためにも、天板選びはその素材の特徴をしっかり理解して、普段の使い方に合ったものを選ぶことがとても大切です。
天板に求める3つのポイント
インテリア性
近年、リフォームにおいても対面やオープンキッチンにすることで、LDKを広く開放的にする間取りが人気です。
それに伴い、デザインも天板選びの欠かせない要素になっています。
色柄・フォルム・デザイン・質感など、テイストに合った天板を選ぶことが、LDKをオシャレな空間に仕上げる大切なポイントですね♪
お手入れ性
これが一番重要!という方も多いですよね。
お手入れのしやすさによって、毎日の調理・片付けの快適さが全く違ってきます。
でも、一口にお手入れ性と言っても、扱いやすさや掃除のしやすさなど様々ですよね!
価格
キッチン天板は、選ぶ商品によって10万円以上の価格差があります。
キッチンは天板だけでなく、その他のパーツも含めたトータル金額で購入するものですから、全体のバランスを見ながら、天板のグレードを決めていく必要があります。
性能と価格の両方が納得できる天板を選ぶのが大切ですね!
天板の素材別|性能比較
天板に求める3つのポイントの中でも特に重要な“お手入れ性”。
“お手入れ性”には、耐熱性・耐汚性・耐久性・耐傷性・メンテナンス性などが含まれます。
耐熱性 | 熱い鍋や食器を置いても、割れや変色が発生しにくい |
耐汚性 | 調味料などの汚れが染み込みにくく、落としやすい |
耐久性 | 長い期間使用していても、性能・見た目の劣化が少ない |
耐傷性 | 包丁や食器を落としたりしても、傷や凹みになりにくい |
メンテナンス性 | 付着した汚れやキズを、簡単に落とすことができる |
どれも欠かせないポイントですね!
表を見ると、クオーツやセラミックは高性能で、人大は“BMC系”と“コーリアン系”によっても、性能が違っているのが分かりますね。
実際に、素材ごとにどのような特徴があるのか、次で詳しく解説していきます。
天板の素材別|特徴
ステンレス天板
ステンレス天板の特徴
昔からキッチン天板として広く使われている“ステンレス天板”。
「今までステンレスを使っていて安心感があるから、次もステンレスにしたい」というご要望も多いです
耐熱性・耐汚性・メンテンナンス性に優れ、価格がリーズナブルなのが魅力ですね。
一方、傷に弱いという弱点があります。
ステンレス天板のキッチンで、小さな傷が気になった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そのため、表面にエンボス加工を施し、細かい傷を目立ちにくくしている商品もあるので、こういったものを選ぶのがおすすめです。
また、“ステンレス天板”と聞くと、昔ながらの流し台の印象が強いですが、最近のステンレス天板は、表面にデザイン加工が施されているものもあり、組合せ次第でキッチンをオシャレに演出することもできます。
メーカー商品実例
引用元:クリナップ
ステンレスといえば、クリナップのキッチンが有名ですよね。
水に馴染みやすい親水性のセラミック系特殊コーティングを施した『美コートワークトップ』の他、傷の付きにくい『特殊エンボス加工』や岩肌のデザインが特徴的な『ロッシュ』など、機能的かつインテリア性の高いラインナップになっています。
BMC系人工(造)大理石
BMC系人工(造)大理石天板の特徴
BMC系人工(造)大理石は、普及価格帯のキッチンに多く用いられる人工(造)大理石天板です。
BMCというプレス成型用の複合部材で作られており、大量生産が可能なことから、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。
耐熱性・耐衝撃性に優れていますが、削ったりすると汚れが付きやすくなるデメリットがあり、メンテナンス性は低い傾向があります。
BMC系人工(造)大理石を長くキレイに使うには、汚れを放置せず、小まめにお手入れすることがポイントです!
メーカー商品実例
引用元:TOTO
- TOTO|ライトストーニー
- WOODONE|人工大理石フォルテ 他
コーリアン系人工(造)大理石
コーリアン系人工(造)大理石天板の特徴
コーリアンとは、アメリカのデュポン社が開発したアクリル系人工(造)大理石のことをいいます。
アクリル系樹脂の中でも、特に優れた特性を持つ「メタクリル樹脂」を使用し、美しい透明感の他、耐汚性・メンテナンス性などの高いお手入れ性が魅力です。
コーリアンは無孔質なので、汚れやキズを研磨して落とすことができます。メンテナンスしやすく、ずっとキレイが続くのは嬉しいですね!
BMC系よりも価格が高く、ハイグレードのキッチンや、オプションとして採用されることが多いです。
メーカー商品実例
引用元:クリナップ
- トクラス|人造大理石
- クリナップ|コーリアンワークトップ 他
クオーツ
クオーツ天板の特徴
約93%が天然水晶のクオーツ天板は、天然石が美しい風合いの高級人工大理石です。
硬度が高く、包丁や食器で傷がつきにくく、汚れも染み込みにくいのが特徴です。そのため、雑菌も入り込みにくく衛生面でも安心して使えます。
クオーツ天板は、まさにキッチンの主役になるような美しさ!
メーカー商品事例
引用元:タカラスタンダード
- タカラスタンダード|クオーツストーンワークトップ
- WOODONE|人造石クオーツストーン
セラミック
セラミック天板の特徴
焼き物ならではの風合いが魅力の最高級天板。
味わい深く個性的な質感は、キッチンをワンランク上の上質な空間に仕上げてくれます。
インテリア性だけでなく、セラミックは耐熱性・耐汚性・耐久性に優れ、その美しさを長期にわたり保つことができるのも魅力です。
インテリア性・お手入れ性ともに理想的な天板ですね!
最高級天板だけあって価格もお高めではありますが、予算があればぜひおすすめしたい天板です。
メーカー商品事例
引用元:LIXIL
- LIXIL|セラミックトップ
- クリナップ|セラミックワークトップ
キッチン天板徹底比較まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、キッチン選びで大切なキッチン天板の素材別性能と特徴についてご紹介しました。
毎日使うキッチンだからこそ、お手入れしやすくキレイが続く天板で快適に調理したいですね!
リフォームによって今の暮らしの不便や不満を解消し、もっと快適に、もっと楽しく毎日を過ごせたら嬉しいですね!
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